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Timecode Monitor & Generator (LTCタイムコード生成・監視)

Timecode Monitor

概要

オーディオ信号として記録されたタイムコード (LTC: Linear Timecode) を読み取り、表示するツールです。 映像と音声の同期確認や、タイムコードの生成(ジェネレーター)としても使用できます。

左右独立したチャンネル (L / R) でタイムコードを監視できるため、異なる機器間のタイムコードのズレを確認するのにも適しています。

操作方法

測定の開始と停止

  • Start Monitor / Stop Monitor ボタン: タイムコードの監視(読み取り)を開始・停止します。
    • ジェネレーターを有効にした場合、モニターも自動的に開始されます。

画面の見方

メイン表示

画面上部には、左右のチャンネルそれぞれのタイムコード情報が大きく表示されます。

  • Timecode (00:00:00:00): 現在読み取っているタイムコードの時間です(時:分:秒:フレーム)。
  • SYNC ランプ: タイムコード信号を正しくロック(同期)できている時に緑色に点灯します。信号が途切れたりノイズが多いと消灯します。
  • FPS: 入力信号から推定されたフレームレートです。
  • dB (Level): 入力信号の音量レベルです。タイムコード信号は通常、高めのレベル (-10dB 〜 -20dB程度) で入力されるのが理想的です。
  • JAM ボタン: 現在の入力タイムコードを「ジャム(同期コピー)」します。 これを押すと、その瞬間のタイムコード値を内部メモリに保存し、即座にジェネレーター(出力)をその値に同期させて走り出させることができます(「JAM機能」参照)。

チャンネル間ズレ表示 (CH Δ)

  • CH Δ (R-L): 右チャンネルと左チャンネルのタイムコードのズレを表示します。
    • 完全に同期していれば 0 fr (0.0 ms) と表示されます。
    • マルチカメラ収録などで、カメラ間のタイムコードがズレていないか確認するのに便利です。

Settings (設定項目)

各チャンネルのタブ (Left / Right) 内で詳細な設定が可能です。

Channel Settings

  • Frame Rate: タイムコードのフレームレートを手動で設定します(例: 24.00, 29.97, 30.00 など)。

    • 通常は自動検出されますが、正しくロックしない場合は手動で設定してください。
  • Display Local Time: タイムコード(時:分:秒)を現在時刻として解釈し、指定したタイムゾーンの時間に変換して表示します。

    • Display TZ: 変換先のタイムゾーンを選びます(日本時間なら Asia/Tokyo)。
    • 例:タイムコードが「UTC時間」で記録されている場合に、それを「日本時間」に直して表示したい時に使います。

Generator (ジェネレーター機能)

MeasureLabからタイムコード信号を出力する機能です。このタブで設定を行い、Enable Generator を押すと音声出力からタイムコード音が流れます。

  • Gen Mode (生成モード):

    • Time of Day (TOD): コンピュータの現在時刻をそのままタイムコードとして出力します。
    • Free Run: 00:00:00:00 または指定した時間からカウントアップを開始します。
    • JAM: JAMボタンで取り込んだ外部タイムコードに同期して出力します。
  • Link Stereo Output: メイン画面の中央にあるチェックボックスです。 これを有効にすると、片方のチャンネル(Source)のジェネレーター設定が、もう片方にもコピーされ、左右から全く同じタイムコードが出力されます。

Calibration (キャリブレーション機能)

オーディオインターフェースの入出力レイテンシー(遅延)を測定し、自動補正するための機能です。

  1. オーディオインターフェースの出力(LまたはR)を入力にループバック接続します。
  2. Channel で接続したチャンネルを選びます。
  3. Run Calibration を押します。
  4. 短時間のテスト信号が出力され、入力されるまでの遅延フレーム数が測定されます。
  5. 測定結果に基づき、In Delay(入力補正)と Out Delay(出力補正)が自動的に設定されます。これにより、モニター時の表示ズレやジェネレーター出力の位相ズレを補正できます。

使用例

タイムコードの確認

カメラやレコーダーから出力されたLTC信号をオーディオインターフェースに入力し、正しくタイムコードが記録されているか、時間は合っているかを確認します。

マルチカメラの同期チェック

2台のカメラのタイムコード出力を、それぞれLチャンネルとRチャンネルに入力します。 CH Δ (R-L) の表示を見ることで、2台のカメラがフレーム単位でピタリと合っているか(同期しているか)を一目で確認できます。

スレート(カチンコ)代わりのタイムコード再生

動画撮影時に、このツールを「Time of Day」モードでジェネレータとして動かし、その音声をカメラの音声入力に送ることで、編集時に映像と音声を自動同期させやすくする「オーディオタイムコード」として利用できます。