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Processor Benchmark (プロセッサ・ベンチマーク)

Processor Benchmark は、リアルタイム測定における PC の FFT および UI 描画パフォーマンスをテストし、安全な処理限界を検証するためのツールです。

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オーディオの測定は、次々と流れてくる音のデータを、リアルタイムに計算(FFT)して画面に描画し続けるという、非常に過酷な作業です。 これを「回転寿司の厨房」に例えてみましょう。

  • サンプリングレート(音のデータ): レーンに乗って次々と運ばれてくる「お寿司の皿」です。192kHzのようにレートが高いと、猛烈なスピードで皿が流れてきます。
  • FFT Size(バケツの大きさ): 職人さんが一度に処理するために「お寿司を何皿分ためてから計算するか」の数です。サイズが大きいほど高精細な分析ができますが、計算には時間がかかります。
  • 処理落ち(ドロップアウト): 職人さん(PCのCPU)の計算スピードが間に合わず、レーンからお寿司が溢れ落ちてしまう状態です。こうなると測定データが途切れてしまい、正確な結果が得られません。

このウィジットは、「あなたのPC(職人さん)は、どのくらいのスピードまでならお寿司を落とさずに捌けるか?」をテストするツールです。測定中に画面がカクカクしたり、データが飛んだりするのを防ぐための、とても重要な「健康診断」なのです!

主な用途

  • 使用している PC がどの程度の FFT サイズまでリアルタイム処理可能かを評価します。
  • サンプリングレートごとに推奨される最大 FFT サイズを特定します。

操作方法

  1. Safety Factor(安全係数): 処理に許容するバッファ時間の割合を設定します。デフォルトは 0.8(80%)です。
    • 💡 なぜ100%じゃないの?: 職人さんが常に100%の力で働き続けると、ちょっとしたトラブル(他のアプリが裏で動いた時など)で即座にお寿司が溢れてしまいます。80%に設定することで、残り20%の「余裕(マージン)」を持たせることができます。
  2. Extreme Sizes: 有効にすると、より大きな FFT サイズ(最大 16M)でのテストを実行します。超高精細な測定を行いたいハイエンドPC向けのオプションです。
  3. Start Benchmark: テストを開始します。テスト中は一時的にオーディオ入力が停止されます。
  4. Copy Results to Clipboard: システム情報やベンチマーク結果をクリップボードにコピーします。

表示項目

  • System Information: 現在のOS、CPU名、およびアーキテクチャを表示します。
  • FFT Size: テストされた FFT のサイズ。
  • 44.1kHz - 192kHz 列: 各サンプリングレートにおいて、指定した安全係数内で処理が間に合うか(OK, ⚠, NG)を判定します。
  • Max FPS: その FFT サイズで処理可能な最大フレームレート。
    • 💡 画面の滑らかさ: 例えば Max FPS が 10 の場合、画面のグラフは1秒間に最大10回しか更新されません。測定自体は正確ですが、少しカクカクして見えます。